外国債券は海外の国や団体、企業などが発行するものですが、これらの機関が日本で発行する円建て外債もあります。これは、「サムライ債」とも呼ばれます。円建てということは、利息も償還金も円で支払われるということです。したがって、為替のリスクもないといえます。リスクがない分、外貨建て債券より表面利率は低くなってしまいます。また、格付けの低い国や企業などが発行しているものは、利息や元金がきちんと受け取れないこともあるそうなので気をつけましょう。購入価格は額面100万円単位に設定されているのが一般的です。


さらに、外国債券には円と外貨を組み合わせた二重通貨債というものがあります。円で債券を買って、円で利息を受け取りますが、償還金だけは外貨で支払われます。また、購入と償還は円で、利息は外貨という外国債券もありますが、発行量はそれほど多くありません。どちらの方法でも、外貨で支払われる部分には為替のリスクが発生します。購入価格は、額面50万円あるいは100万円単位です。


外国債券と外貨建て預金、外貨建てMMFには、利回りが高いという共通のメリットがあります。しかし、債券の場合は、途中で売却すると額面価格より価格が下がるおそれがあります。さらに、売却時に円安になっている場合は、価格と為替の両方で損失が出るかもしれません。したがって、外国債券では為替の差益を狙うのは避けた方が良いと思います。それよりも、償還まで持ち続けて利息と元金を確実に得ることを考えましょう。