業者が「分別管理」しているといっても、同じ銀行で別の口座を持つというような管理方法では安全とは限いえません。そこで昨今、取扱業者は信託銀行での金銭信託を始めることが増えてきました。つまり、分別信託管理というわけです。
分別信託管理とは、業者の固有資産と投資家の資産を区別し、投資家の資産ら信託銀行の金銭信託口座で管理するという方法です。この方法であれば、業者そのものが倒産した場合でも投資家の資産が護られる可能性が高くなるでしょう。しかし、まれにこの分別信託管理が形だけの場合があるそうです。


では、どのような業者であれば安全なのでしょうか。見極めるポイントを紹介します。


まずは、証拠金として金銭信託している通貨が日本円だけであるかを確認しましょう。その業者が扱う証拠金が日本円だけであれば問題ありません。しかし、証拠金として外貨も受け入れている場合は注意が必要です。なぜなら、日本円だけが信託されているケースでは、外貨で預けている部分は保全されないからです。
次に、預けた証拠金が全額金銭信託されているかをチェックします。業者によっては「全額」「全部」という表記がない場合があるそうです。これも、投資家の証拠金をカバー先に充てることを考え、証拠金の一部を海外の為替ブローカーや銀行に預ける業者も多いといいます。預けている額が12割程度であればまだそれほど大きな問題にはならないでしょう。しかし、そのブローカーが倒産すれば、預けていたお金が戻って来ないわけですから、56割以上ともなると問題です。しかし、そのブローカーが倒産すれば、預けていたお金が戻って来ないわけですから。